青林

青林

社長メッセージ

未来の山を守るために、
いま僕たちができることをやるだけ。

創業への想い

僕が株式会社青林を立ち上げたのは2017年。自分たちの仕事で山主さんを喜ばせたい、任せてよかったと思ってもらいたい、そういう思いで起業しました。それまで10年近く、個人で山の作業道をつける仕事をしていましたが、最終的に大事なのはその山から出てきた木の品質、そして残っている山の美しさです。間伐ではほかの木に傷が入ったりしないよう、木と木の隙間を狙って正確に倒す。いつでも安心して通れるような、崩れない道をつける。1センチでも多く良質な丸太を作って山主さんに喜んでもらう。そのすべてに高い技術と経験が活きてきます。僕らの仕事は山への愛あればこそなんです。

持続的な林業を目指して

(株)青林は西粟倉村の取り組む「百年の森林構想」に賛同し、業務を行っています。参道した理由は、大好きな山をもっときれいにして50年後の世代につなぐというビジョンに共感したから。百森事業での仕事は基本的に劣勢木間伐。これは本当に手間がかかる。気も使う。でも、山が美しくなるから、やる。木を伐って出すだけじゃない、きちんと植えて、次世代の山も作っていく。そういう思いもあって、青林では森林保育の仕事も積極的に受けています。何十年スパンという林業のローテーションは、いまの僕らが手掛けていかんと、孫の代には引き継げません。

西粟倉百年の森林協同組合を立ち上げて

一般的に仲が悪いと言われる林業の川上と川下ですが、それは西粟倉でも同じでした。それまで、どの会社も村を元気にしようと頑張っていたけど、個人プレーではできることも少ないし、ものすごくもったいない気がしたんですよ。「こんな小さな村でいがみ合ってても仕方ない。みんなで力を合わせたほうが、絶対にいいものができる」と声をかけて立ち上げたのが、『西粟倉百年の森林協同組合』です。発起人として、理事長も兼任しています。素材生産(川上)の会社と製材や販売(川下)の会社が手を取り合うというのは全国でも異例で、ここまで来るのに様々な困難を乗り越え、今の形になりました。まだまだ課題はありますが、TEAM西粟倉として、これまでの林業では成し得なかった新しい山づくりを目指していくこと、それが僕たちの信念です。